和東と市立和歌山に春 センバツ出場決まる
「第94回選抜高校野球大会」(3月18日開幕、阪神甲子園球場)の出場校32校が28日に決まり、和歌山県内からは県立和歌山東高校と市立和歌山高校が選ばれた。和歌山東の出場は春夏通じて初めて。市立和歌山のセンバツ出場は昨年に続き8回目。県内から2校が選ばれるのは2019年以来。
出場校を決める選考委員会は大阪市の毎日新聞社本社でオンラインで開かれた。
和歌山東は、昨秋の県大会決勝で市和歌山に敗れたものの、智弁との接戦を制して準優勝。近畿大会準決勝では、サイドスローのエース麻田一誠が金光大阪を相手に7回コールド1失点に抑え、打線も2番・森岡颯太が右中間に特大ソロを放つなど得点を重ねて準優勝を果たした。
市立和歌山は、昨年秋の県大会決勝で和歌山東を4―2で下し優勝。近畿大会では準々決勝で天理に敗れたが、最速149㌔の本格派・エース米田天翼(つばさ)投手を中心に、長身から投げ下ろす右投げの淵本彬仁やサウスポーの宮本勇が控え、投手層は厚い。
和歌山市森小手穂の和歌山東高校には午後3時30分ごろ高野連から出場決定の電話が入り、市川貴英校長が対応。グラウンドで選手に吉報が伝えられた。