新生リーヴォ本格始動 JFL昇格へ強化試合

JFL(日本フットボールリーグ)昇格を目指す関西サッカーリーグ1部のアルテリーヴォ和歌山は1月29日、和歌山県紀の川市の桃源郷運動公園で新チーム初の対外試合を行い、同じ1部のレイジェンド滋賀FCを相手に3―1で快勝した。

海津英志(かいづえいし)新監督(54)のもと挑んだ試合は午前9時半に始まり、45分を2セット、30分を1セットの合計120分で行われ、観客席は改修工事中のため、芝生のスタンドで20人ほどのファンが見守った。

アルテリーヴォは1セット目の46分すぎに、敵陣の中央エリア内でパスを受けたMF宇都木峻選手(25)のスルーパスからMF堀野翔選手(27)が右足で流し込むようにゴールを決めるなど、2―1で1セット目を終了。

2セット目は連携が合わない場面もあり、無得点に終わった。

3セット目は、両チームとも競り合いながらも、アルテリーヴォが追加点を奪って3―1とリードを広げて試合を終えた。

「新生アルテリーヴォ」の初陣でゴールを決めた堀野選手は、「いいパスを出してくれたので、あとは流し込むだけだった。簡単に決めることができた」と謙虚に話した。

大北啓介選手(30)は、「失点を防ぐことはできたはず。全員が今後の練習や試合を通じて一対一のプレーで負けないことと、攻守の切り替えを積み重ねていけば、昨年以上の結果を出せる」と振り返った。

海津監督は、堀野選手のゴールについて、「簡単なゴールではない。(宇都木選手の)パスも良かったし、よく合わせて決めてくれた。その前に、決めたい場面もあった」と話し、「チーム内の生き残りも激しくなる。アルテリーヴォは必ずJFLへ昇格できる」と自信をのぞかせた。

ゴールをアシストした宇都木選手(22番)

ゴールをアシストした宇都木選手(22番)