相談窓口など啓発 3月は自殺対策強化月間
3月の「自殺対策強化月間」に合わせ、和歌山市は「誰も自殺に追い込まれることのない、いのち支える和歌山市」の実現に向け、悩み事の相談窓口の案内、自殺やうつ病に関する正しい知識の普及などの啓発を行う。
市保健所によると、日本の自殺者は年間2万人前後、和歌山市では年間70人前後。ごく限られた人が特別な理由で命を絶っているのではなく、多くは健康問題、経済・生活問題、家庭問題などが複雑に関係し、追い込まれて自殺に至っているという。
強化月間の取り組みとして、9~17日に2021年度「いのちをつなぐポスターコンクール」受賞作品を市役所1階市民ギャラリーで展示する他、市役所への啓発の横断幕設置、街頭啓発、保健所内へのブース設置、SNS等での相談窓口の周知などを行う。
市は、保健所「こころの健康対策グループ」に相談窓口(℡073・488・5117、平日午前8時半~午後5時15分)を設置している他、精神科医による定期相談、うつ病夜間相談など面談での相談も受け付けている。詳しくは市ホームページ(ページ番号1005459)に掲載している。