組合、組合員とも減 21年県内労組基礎調査
和歌山県は、厚生労働省による2021年「労働組合基礎調査」(6月30日現在)の県内分の結果を公表。組合数は431組合(前年比8組合減)で2年続けて減少し、組合員数は5万2088人(同2177人減)で2年ぶりに減少した。
今回の調査結果によると、県内の推定雇用者数は34万1731人(前年比4089人減)で2年連続減少し、労働組合の推定組織率は15・2%(同0・5㌽低下)となった。
組合員5万2088人のうちパートタイム労働者は7320人で、前年より18人減った。
主要団体別の組合数、組合員数は、連合和歌山が184組合3万4205人、県地方労働組合評議会(県地評)が105組合6678人、その他の団体が80組合5872人、無加盟が62組合5333人となっている。
組合員に占める各産業別の割合は、高い方から順に、製造業20・10%、公務17・73%、卸売・小売業16・05%、金融・保険業9・25%。
主要団体別では、連合和歌山が製造業23・06%、公務22・14%、卸売・小売業21・79%、県地評は教育・学習支援業40・45%、医療・福祉27・07%、公務11・80%の順だった。
地区別では、和歌山市を拠点に活動する組合が223組合(51・74%)とほぼ半数を占め、本紙エリアでは、海南・海草が16組合(3・71%)、那賀が30組合(6・96%)となっている。
規模別では、組合員が29人以下の組合が192組合(44・55%)と最も多く、次いで30~99人が112組合(25・98%)、100~199人が65組合(15・08%)を占めた。
県内の組合員数は1974年の9万6171人、組合数は90年の641組合をピークとして、ともに長期的な減少傾向が続いている。