伊藤園から桜苗6本 海南の亀池公園で植樹

桜の名所で有名な和歌山県海南市阪井の亀池公園に、飲料メーカー大手の㈱伊藤園からソメイヨシノ6本が贈られ16日、公園を管理する市や地元の関係者らと共に植樹式が行われた。

この植樹は2019年2月、同社が「お~いお茶」発売30周年を記念して開始した全国で桜の植樹や保全活動を行う「わたしの街の未来の桜プロジェクト」の一環。同公園には昨年もソメイヨシノとシダレザクラ計10本が贈られている。

植樹式には、同社東近畿地区営業部の嶋田登部長や同市まちづくり部の中圭史部長、地元の巽地区連合会の山西義彦会長ら関係者6人が出席。

嶋田部長が「日本の春の象徴である桜を未来につなげていければ」とあいさつし、中部長は「寄贈の桜の木が多くの来園者に愛されるよう一生懸命育てていく」と感謝した。

苗木は2㍍ほどで、出席者らが丁寧に土をかけ、植樹した。

山西会長は「寿命が近い木もあり、次の世代へと維持するために植樹してもらえるのは地元としても大変うれしいこと」と笑顔で話していた。

同公園の桜はまだつぼみの状態だが、毎年3月下旬から4月上旬にかけ、ソメイヨシノを中心とする約2万本が満開を迎え、県内外から訪れるたくさんの人の目を楽しませている。

 

一本一本丁寧に植樹を行う関係者ら