春本番! 桜開花、クマのベニー目覚め

和歌山市一番丁の和歌山城公園動物園の園長、ツキノワグマの雌のベニーが25日、冬眠明けからの仕事始めを迎えた。ベニーは推定29歳の〝おばあちゃん″だが毛並みは良く、口を大きく開けて元気な姿を見せた。

ベニー園長は推定で体長140㌢、体重100㌔。仕事納めは昨年12月10日で、冬眠中は終日寝ていたわけではなく2日に1回は食べていた。気温も上昇したことから例年通りの出番となった。

午前9時前、舎内の扉が開くと、寝室に敷いたおがくずを体に付けたまま登場。目の前の坂を登るのは慣れていないようで、扉前で丸まっていた。飼育員の湯淺真波さん(27)は「普段は寝ていますが、暖かくなる午後3時以降は動いていることが多い」として来園を呼び掛けた。

元気な表情を見せるベニー園長

元気な表情を見せるベニー園長