新規19日ぶり前週比増 新型コロナ感染

和歌山県は24日、新型コロナウイルスに感染した海南保健所管内の70代男性が亡くなり、県内の死者が累計108人となったと発表した。新規感染者は198人で、前週の同じ曜日と比べて22人増え、5日以来19日ぶりに増加に転じた。新たなクラスター(感染者集団)認定は2件だった。

亡くなった男性は感染に伴って基礎疾患が悪化し、新型コロナは間接の死因となった。

198人の保健所管内別内訳は、和歌山市105人、海南6人、岩出23人、橋本15人、湯浅6人、御坊12人、田辺15人、新宮11人、県外5人。

新規のクラスターは、263例目が新宮管内の食事会で、参加者10人のうち5人が感染。飲食店を貸し切って職場の送別会を行い、飲酒も伴っていた。264例目は御坊管内の病院で、職員5人と入院患者1人の陽性が確認された。

直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が109・7人で、前日より2・4人増加した。

県内の感染者は累計2万7136人。入院者数は118人、重症者は県基準で9人、国基準で2人、肺炎患者は28人、病床使用率は19・2%。ホテル療養を含む待機者は716人。

県福祉保健部の野㞍孝子技監は、歓送迎会などではマスクを外しての会話や集団での飲食をできるだけ避けるよう呼び掛けた。