県教委2488人異動 管理職女性比率増加
和歌山県教育委員会は25日、4月1日付発令の人事異動を発表した。異動規模は、事務局等職員が235人(前年度比7人増)で平年並み、教職員が小中学校と県立学校を合わせて2253人(同119人増)に増加した。
異動の方針として、学力・体力の向上、いじめなど生徒指導上の問題解決に向けた取り組みの推進をはじめ、さまざまな喫緊の課題への迅速な対応などを踏まえたとしている。
事務局等職員は、長期的な観点から人材の抜擢、登用に努め、知事部局との連携、人事交流も進めたとしている。配置換えが217人(同1人減)で、うち昇格は30人(同10人増)、女性は58人(同2人増)。退職は18人(同8人増)。
教職員は、小中学校が1576人(同120人増)、県立学校は677人(同1人減)が異動。女性管理職は、校長が小中学校、高校、特別支援学校を合わせて81人、教頭は138人、事務長は15人で、全体の28・1%(同2・3?増)を占めている。
新規採用者は小中学校、高校、特別支援学校、養護教諭を合わせて355人、退職者は小中学校、県立学校の合計で729人(同152人増)となっている。
22年度の組織改編は、昨年終了した全国高校総合文化祭や、紀の国わかやま文化祭に関連する課室の整理の他に大きな変更はない。