臨時県議会14日から IR区域整備計画採決へ

県が和歌山マリーナシティ(和歌山市毛見)に誘致を進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)について、区域整備計画の国への申請に必要な県議会の議決を求める議案が、14日開会の県議会臨時会に提出される。7日の議会運営委員会で決まった。議案は最終日の20日、本会議で採決が行われ、議決を得られれば、県は28日の期限までに区域整備計画を国に申請する。

区域整備計画は、3月30日に和歌山市議会が自民、公明などの賛成多数で可決し、立地市の同意が得られており、国への申請に必要なハードルは県議会の議決を残すのみ。

3月17日に開かれた前回の県議会IR対策特別委員会の段階では、資金調達計画のさらなる詳細や融資の確約書提出などを求める意見が、誘致推進派の県議からも噴出。所属議員の賛否が割れている会派もあり、臨時会での議論の行方が注目される。

臨時会では、開会日の4月14日の本会議で仁坂吉伸知事が議案説明を行い、18日の本会議で同特別委に議案を付託し、同日と19日に同特別委を開く。20日の本会議は、審議結果についての委員長報告の後、質疑、討論、採決となる。

 

臨時県議会の日程を決めた議会運営委員会