新規が4日連続300人超 クラスター2件
和歌山県は15日、県内で新たに327人が新型コロナウイルスに感染し、前週の同じ金曜より55人増加したと発表した。一日当たりの感染者は4日連続で300人を超え、新規クラスター(感染者集団)2件を認定した。
327人の保健所管内別内訳は、和歌山市144人、海南8人、岩出30人、橋本41人、湯浅22人、御坊15人、田辺39人、新宮26人、県外2人。
295例目のクラスターは和歌山市のこども園で、園児9人と職員1人が感染。296例目は田辺管内の金融機関で、従業員5人の陽性が確認された。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が前日より5・9人多い231・3人で、1月29日~2月3日以来71日ぶりに6日連続の増加となり、感染拡大が顕著となっている。
県内の感染者は累計3万2490人。入院者数は199人、重症者は県基準で8人、国基準で2人、肺炎患者は24人、病床使用率は33・3%。ホテル療養を含む待機者は1500人。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は、新規感染者数の増加に比べるとPCR検査数が伸びていないとし、軽い症状では医療機関の受診、検査をしていない人がいるのではないかと指摘。少しでも症状があれば直ちに受診、検査をするよう呼び掛けた。
どこで受診したらいいか分からない場合は、県コールセンター(℡073・441・2170)に相談を。