3年ぶり園児の笑顔 和歌山城にこいのぼり

来月5日の「こどもの日」を前に、和歌山市の和歌山城天守閣の中庭に20日、恒例のこいのぼりが掲げられた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、参加を見合わせていた園児が3年ぶりに姿を見せ、青空の下、城を背景に泳ぐこいのぼりに歓声を上げた。

こいのぼりは高さ14㍍で、まごいは7㍍、ひごいは6㍍、こごいは5㍍。同市の人形専門店「をぐらや」が寄贈した。

中庭には、北桶屋町の市立本町こども園の年長児30人が集合。「こいのぼり」の音楽が流れる中、力を合わせてこいのぼりを掲揚。時折吹く風に合わせて元気に泳ぐ姿を笑顔で見守った。奥谷豪牙(ごうき)ちゃん(6)は「お父さんごい、お母さんごいと一緒に、(こごいが)気持ち良さそうに泳いでいた」と満足していた。

こいのぼりは雨天や強風を除き、こどもの日まで毎日午前9時~午後4時に掲揚される。

 

こいのぼりに笑顔の園児たち