BA2検出率97% 和歌山市が感染増加懸念
和歌山市は12日、第6波の市内の感染状況を発表。新規感染者数は4月下旬から減少していたが、ゴールデンウイークを経て再び増加する傾向がみられ、今後の推移に注意が必要としている。
和歌山城や四季の郷公園など市内主要観光地への来訪者数と市内の感染者数の推移を比較すると、県内のまん延防止等重点措置(2月5日~3月6日)解除以降、春休み期間の来訪者の増加傾向に少し遅れて感染者数が増加している。
市内の人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者数は、5月6日の135・7人から11日には210・5人に増加。ゴールデンウイーク期間は来訪者が増加したことから、感染者数の増加が続くことが懸念される。
オミクロン株の派生種で感染力が強い「BA・2」疑いの検出率は、市衛生研究所の4月29日~5月5日の検査で97・1%。ほぼ置き換わっているとみられ、市は引き続き感染対策の徹底が重要としている。