いつか和歌山でライブを 蘭華さん新曲PR
大分県出身で出雲観光大使を務めるシンガー・ソングライター・蘭華(らんか)さんが11日、新曲キャンペーンのため和歌山を初めて訪問。「今回の訪問をきっかけに、一人でも多くの人に私の音楽を知ってもらえたらうれしい」とPRした。
幼少期から歌が大好きだったという蘭華さんは、高校3年の時に歌手になることを決意。2015年、両A面シングル「はじまり色/ねがいうた」でメジャーデビュー。美しく透明感ある歌声と心に響く歌詞が感動を呼んだ。20年10月には、「愛」をテーマに自身が作詞作曲した3部作「ねがいうた/愛を耕す人」がオリコン週間総合ランキング33位を獲得。19年、アフガニスタンで凶弾に倒れた医師の中村哲さんにささげるレクイエム(鎮魂歌)や永遠の愛を歌った応援ソングなどを収録し、「コロナ禍で聴きたい曲」として発売から1年半たった今もロングセールスを続けている。またカザフスタン共和国の独立30周年と日本との外交関係樹立30周年を記念した曲を手掛けるなど幅広く活動している。
和歌山との縁は、3月に和歌山放送のラジオ番組に電話出演したのがきっかけ。その後、昨年12月に配信した新曲「愛しい涙」が、県内の寺を巡る同局のユー・チューブ番組「てらまいり」のエンディングテーマに採用された。
温泉ソムリエの資格を持ち、東京・上野動物園にいたパンダ「蘭蘭」が名前の由来だという蘭華さん。今回の来和で早速、白浜町に足を運んだといい「和歌山は景色が美しく、見どころも豊富。いつか和歌山の皆さんの前でライブができたらうれしい」と笑顔だった。
蘭華さんは、この日も同局のラジオ番組に出演。その後「てらまいり」のロケで紀美野町の蓮花寺を訪れ、護摩祈祷(きとう)を体験した。寺社仏閣巡りが趣味だという蘭華さんは、同寺の住職ともトークに花を咲かせた。
蘭華さんが出演する同局のユー・チューブ番組「てらまいり」は今後、同局のユー・チューブ公式チャンネルで順次公開される予定。