スゴイ地元企業 ノビノスに紹介コーナー

和歌山県海南市日方の複合施設「海南nobinos(ノビノス)」は、ことし1月17日の累計来館者数100万人突破を記念し、新たな取り組みとして企業展示を同館2階のギャラリーで始めた。

市民に地元企業を身近に感じてもらい企業の活性化を目指す。同ギャラリースペースで会社紹介の展示を行い、「企業内文庫」として各社内に図書室を設ける。各企業は同館の雑誌スポンサーとして協力する。

第一弾としてバス、トイレタリー、キッチンなどで使用する日用品を企画、製造販売する同市南赤坂のオカ㈱(岡洋平代表取締役)を紹介した。

同市は国内最大の家庭用品の産地であることから、家庭用品のルーツやたわしの原料である棕櫚(シュロ)栽培の起源をはじめ、同社のこれまでの歩みや信念、事業内容を写真や文章で展示している。

バスマットの「乾度良好」など、主力商品のディスプレーや関連する書籍も並べられ、来館者は「この商品見たことある。海南市の会社が作ってたんか」と驚きながら見て回った。

同館の谷口義彦副館長は「この取り組みは図書館が企業に対してできる貢献で、新しい形のビジネス支援。市民の皆さんに地元の企業をもっと知ってもらいたい」と話している。

本年度は4社の地元企業の展示を予定している。

地元企業を紹介する展示

地元企業を紹介する展示