初ファッションショーも フラメンコ祭典
毎年恒例のイベント「フラメンコ春の祭典inポルトヨーロッパ2022」が15日、和歌山市毛見の和歌山マリーナシティ内ポルトヨーロッパで開かれ、約50人のダンサーが本場スペイン・アンダルシア地方の春祭りを再現した「フェリア・デ・セビジャーナス」を披露した。
和歌山フラメンコ協会(森久美子会長)が主催し、ことしで21回目。
この日は、よりフラメンコを楽しんでもらおうと、衣装や小物を紹介するファッションショーを初めて開催。大ぶりの花があしらわれたコルドベス(帽子)や裾の長いドレス・バタデコーラ、美しい刺しゅうをしたマントン(ショール)などフラメンコ独特の衣装や小物を身にまとったダンサーがランウェイに登場。ポーズを決めると、会場からは大きな拍手が贈られた。
続いて催された「フェリア・デ・セビジャーナス」では、色とりどりの衣装を着たダンサーが華やかに舞い、観客からは「オレ!」と称賛の掛け声が上がるなど大いに盛り上がった。
園内インターナショナルシアターでは、本格的なフラメンコが楽しめる「パッションフラメンコ~情熱のフラメンコライブ~」が行われ、歌とギターの生演奏と合わせ、12人のダンサーが情熱的な舞を観客に届けた。
同会によると、イベントの収益金の一部は国際平和のために寄付し、ことしはウクライナ基金に充てられるという。