防災や防犯で連携 県とALSOKが協定
セキュリティーサービス大手の綜合警備保障㈱(ALSOK)と和歌山県は17日、県民の防災・防犯意識の向上を図り、安全・安心な地域づくりに寄与することを目的に、包括連携協定を締結した。
協定には、防災意識の向上▽災害時の防犯意識の向上▽交通安全▽防犯対策――の四つの連携項目があり、子どもや高齢者に対する交通安全や特殊詐欺などの啓発、災害時のパトロールなどの取り組みが想定され、県と協議して内容を具体化していく。
締結式は県庁知事室で行われ、1995年から2年間、県警本部長を務めた同社の青山幸恭社長が訪れ、仁坂吉伸知事と共に協定書に署名した。
仁坂知事は「事ある時のために何をしておけばいいか、ALSOKはノウハウを持っている。われわれや県民に教えていただきたい」と協定締結を歓迎し、青山社長は「民間から県民の安全・安心を補完するために、いろいろお手伝いできることがあると思う」と話した。