願い事かなえて 園児が貴志駅に七夕笹飾り

七夕を前に、和歌山電鐵貴志駅(和歌山県紀の川市貴志川町)で5日、市立西貴志保育所(北山佳世子所長)の年長児24人が笹(ささ)竹に願いを込めた短冊をつるした。

日本の伝統的な四季折々の催事を身近に感じてもらおうと、和歌山電鐵が2006年から毎年七夕の時期に園児を招き行っている。ことしは4年ぶりの実施で14回目。

ニタマ駅長が見守る中、園児らは「でんしゃにいっぱいのりたい」「ケーキをいっぱいたべたいな」などと、それぞれの願いを書いた短冊を笹竹につるした後、七夕の歌を披露した。

西嶋らんちゃん(5)は、最近生まれた弟と保育所に来られますようにとの願いを短冊に込めたといい、「願い事がかなったらいいな」とにっこり。「ニタマがふわふわしていてかわいかった」と笑顔で話し、七夕の思い出づくりを楽しんだ。

同催事の一環として7日まで、同駅をはじめ、和歌山駅9番ホームと伊太祈曽駅の3駅に計5本の笹竹を設置。駅の利用者に願い事を書いてもらおうと記帳コーナーを用意し、全500枚(先着順)の短冊を無料で配布している。

 

ニタマが見守る中、笹竹に短冊をつるす園児たち