タンチョウのひなが誕生 お城の動物園に

和歌山市の和歌山城公園動物園でタンチョウのひなが誕生した。童話園の中央付近で24日まで、毎日(休園日の火曜を除く)午後1時半から15分間、一般公開している。

2020年に閉園したみさき公園(大阪府岬町)から受け入れた雄の「アラシ」と雌の「カク」のペアから誕生。5月7日に産卵、約1カ月後の6月8日にふ化した。120㌘でふ化したひなは7月30日時点で1682㌘にまで成長している。性別は不明。

同園でのタンチョウのふ化は初めて。現在はツル用ペレットをふやかして固めたものや、アジ、ドジョウ、小松菜を食べており、順調に成長していることから公開が決まった。

大阪府から家族で訪れた女子中学生は「よく首を振っていてめちゃくちゃかわいい」とにっこり。

同園飼育員の湯浅真波さんは、ひなの性格について「犬のしっぽをつつくなど好奇心旺盛」と話し、「15分間と時間限定ではありますが、暑さ対策をしっかりしてもらい、今しか見られないかわいいタンチョウのひなに会いに来てください」と笑顔で呼び掛けている。

名前も募集中。カタカナ6文字以内が条件。園内に設置の応募用紙または同園の公式インスタグラム(wakayamajo_park_zoo)から応募できる。24日締め切り。

一般公開は雨天の場合は中止。ひなの体調次第で時間の短縮や中止になる場合もある。

愛らしいタンチョウのひな

愛らしいタンチョウのひな