7月の有効求人1・17倍 価格動向など影響
7月の和歌山県内の有効求人倍率(季節調整値)は1・17倍で、3カ月続けて同水準となった。和歌山労働局は「求人が求職を上回る状況が続いており、緩やかに持ち直しの動きがみられる。引き続き、新型コロナウイルス感染症及び原材料価格の動向や供給制約が雇用に与える影響に注意する必要がある」としている。
近畿の有効求人倍率は0・02㌽上昇の1・18倍、全国は0・02㌽上昇の1・29倍となった。
7月の県内の新規求人(原数値)は前年同月比3・9%増の5911人で5カ月連続の増加。有効求人(季節調整値)は前月比1・2%減の1万7651人で、5カ月ぶりの減少となった。
新規求人を産業別にみると、前年同月に比べ増加したのは宿泊・飲食サービス業(253人増)、サービス業(117人増)、生活関連サービス・娯楽業(101人増)など。教育・学習支援業(264人減)、卸売・小売業(126人減)、建設業(108人減)などは減少した。
新規求職者(原数値)は前年同月比4・3%減の2851人で4カ月ぶりの減少。有効求職者(季節調整値)は前月比1・2%減の1万5082人で、2カ月連続の減少となった。
正社員について(いずれも原数値)は、有効求人倍率は0・84倍で、前年同月比0・01㌽低下。有効求人は同2・2%増の7172人、有効求職者は同3・5%増の8581人だった。