県民の安全安心を 県警の山﨑本部長着任

8月26日付で着任した和歌山県警の山﨑洋平本部長(46)が1日、県警本部で会見し「県民の安全安心のために尽くしていきたい」と抱負を述べた。

山﨑本部長は大阪市出身。京都大学法学部を卒業後、1998年に警察庁に採用され、長野県警本部刑事部捜査第二課長や在トルコ日本国大使館一等書記官、警察庁警備局警備運用部警備第一課警護室長などを歴任した。

警備部門が長く、特に印象に残った仕事について、北海道警察本部警備部公安第一課長として、2008年に開かれた北海道洞爺湖サミットの警備に従事したことや、警察庁警備局付(内閣官房副長官補付・内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局)では、コロナ禍で延期されていた同大会の開催に尽力したことなどを挙げた。

大学ではラグビーサークルに所属。180㌢の体格を生かし、パワーが求められる5番ロックを背負った。学生時代に「世のため、人のためになる仕事がしたい」と警察官を志望。県警での特殊詐欺や災害対策への試みとして、「新しい取り組みなど、アイデアを絞って、組織内外から良いものをどんどん取り入れていきたい」と意気込んだ。

大学卒業までを関西で過ごし、県内には幼少期から家族旅行などで訪れていた他、在トルコ日本国大使館で勤務していた頃には、一時帰国の際に串本を訪問。「(和歌山とは)何かの巡り合いを感じる」とし、「まだ行ったことのない景勝地や温泉を訪れ、おいしいものも食べたい」と話した。

意気込みを語る山﨑本部長

意気込みを語る山﨑本部長