新規感染20日連続減も緩やかに 新型コロナ
和歌山県が13日に発表した新型コロナウイルスの新規感染者は660人(うち見なし陽性16人)で、前週の同じ火曜に比べ48人減少した。前週比の減少は20日連続となったが、減り方は緩やかになっている。新規クラスター(感染者集団)の認定は2件だった。
新規感染者の保健所管内別内訳は、和歌山市246人、海南39人、岩出74人、橋本123人、湯浅32人、御坊47人、田辺68人、新宮31人。
新規クラスターの場所と感染者数は、655例目が和歌山市のグループホームで入所者8人と職員4人、656例目は橋本管内の障害者支援施設で入所者23人と職員6人だった。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が前日比5・2人減の547・0人で、20日連続で減少した。
県内の感染者は累計12万6166人。入院者数は229人、重症者は県基準で51人、国基準の該当者は5人、肺炎患者は78人。病床使用率は42・0%。自宅やホテルでの療養者は2977人。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は、感染者の減少傾向が鈍化していることや、ワクチン未接種者が多い10代までの感染者が依然として多いことから、学校の文化行事が多くなる時期を迎え、注意を呼び掛けた。
また、他の世代に比べて20代の減り幅が大きいことについて、症状があっても検査を受けていない感染者がいる可能性を指摘し、早期受診の大切さを改めて強調した。