支え合いの精神で 赤い羽根共同募金開始

赤い羽根共同募金運動が1日にスタート。和歌山県共同募金会(大桑弘嗣会長)と和歌山市共同募金委員会(石井太郎会長)は7日、同市手平の県民交流プラザビッグ愛でキックオフセレモニーを行った。

人々の善意と助け合いの精神で支えられ、76回目となる共同募金。新型コロナウイルスの影響で福祉の支援を必要とする人が増加する傾向にあり、人との接触機会が制限され、孤立化や地域のつながりの希薄化が大きな課題となっている。募金活動も制限されることが多く、昨年の県の募金実績は全国で44位。

式では大桑会長が「共同募金は地域のつながり、支え合いを大切に活動を進めてきたので、こんな時だからこそ、お役に立てると考えている。県民の皆さまからの温かい支援をお願い申し上げたい」とあいさつ。仁坂吉伸知事と、尾花正啓市長、加藤勝信厚生労働大臣からのメッセージが読み上げられた。

最後に石井会長が「コロナで募金活動は厳しいと思いますが力を合わせて頑張りましょう」と締めくくった。

12日午前7時30分からJR和歌山駅中央口周辺で街頭募金を実施。県共同募金会に寄せられた募金は県内の障害者施設、保育所、子ども食堂、社会福祉協議会が実施する地域福祉活動などを支えるために役立てられる。また大規模災害に備え、一部を「災害等準備金」として大規模災害時の被災地で運営するボランティアセンターの支援にも活用する。

あいさつする大桑会長

あいさつする大桑会長