3年ぶり輪になって 小倉地区で文化まつり
第30回「小倉地区文化まつり」が10月30日、和歌山市の小倉小学校で開かれた。地域住民の作品展示やステージ発表などがあり、子どもから高齢者まで大勢の来場者でにぎわった。
実行委員会(委員長=中畔克己連合自治会長)が主催。新型コロナの影響で3年ぶりとなり「出会い・ふれあい・みんな一つの輪になって」をテーマに開いた。
運動場で行われたオープニングセレモニーでは根来鉄砲隊が迫力の演武を、こうま保育園の子どもたちが元気いっぱいに鼓笛演奏を披露した。
模擬店も並び、午前の早い時間帯で売り切れてしまう店もあるほどの盛況ぶり。感染防止のため、できる限り持ち帰りの協力を呼び掛けた。
体育館では地域の園児や小中高生らの絵画や工作などが並び、大正琴や民謡の合唱、軽音楽の演奏などがあった。
特別ゲストとして、市長夫人の尾花貴子さんが丹羽直子市議と共にステージに立ち、ピンク・レディーの代表曲「UFO」を振り付けを交えて歌唱。貴子夫人は、これまでにもステージでピアノ弾き語りや手話を披露するなどしてきたが、今回は華やかな衣装での楽しいパフォーマンスに、観客から温かい拍手が送られた。
この他、宮本静さんの歌謡ショーもあり、盛り上がった。
中畔実行委員長(72)は「ずいぶん悩んだが、『地域の元気を取り戻そう』という思いで、感染対策のもと開催を決めた。大勢の方に来てもらい、皆さんに喜んでもらえたようで良かった」と笑顔だった。