光の魔法で笑顔に フェスタルーチェ始まる
“本当のクリスマスに出逢える”をコンセプトにした光の祭典「フェスタ・ルーチェ」が3日、和歌山市毛見の和歌山マリーナシティで始まった。5年間で累計50万人が訪れた光のフェスティバルは6回目を迎え、3年ぶりに点灯式が行われた。
ことしは、世界20カ所で同時開催する光のフェスティバル「LUMAGICA(ルマジカ)」がテーマ。フェスタルーチェ実行委員会の古澤良祐会長や尾花正啓市長らが出席し、古澤会長は「フェスタルーチェがかけるマジックにかかってください。ルマジカの世界を感じて、ことし一番の冬の思い出をつくってもらえたら」と話し、「ボンボヤージュ」の掛け声とともに会場内に光が灯された。期間は来年2月12日まで。
1回目は8万人、2回目は10万人、5回目の昨年は、過去最高の12万人が来場し、和歌山の冬の風物詩として定着している。
ルマジカは、「フェスタ・ルーチェ」をきっかけに生まれ、ヨーロッパの歴史的宮殿の庭園や敷地の広い観光施設などを利用した世界規模のイルミネーションイベント。
開催地により個性が違い、スケールの大きい光が自然に溶け込むようにディスプレーされ、ナイトウオークを楽しみながら観賞できるのが魅力。
会場には、光の柱が並ぶ橋や5㍍を超える大きな星のゲート、森の動物たちが駆け回るマジカルアーチが登場。タップすると色が変わり光の円が広がるキッズパークや、スマートフォンを使い、AR(拡張現実)で楽しめ、サンタが出てくる「フェスタルーチェに隠されたもう一つのお話」、シャボン玉とライティングのショーなどの新しい企画もあり、楽しめる。
1回目から毎年初日に家族と来場しているという同市の藤崎健太郎さん(33)は、「和歌山は夏のレジャーが盛んだと思われているが、フェスタルーチェで冬の風物詩ができた。キッズパークもあり、子連れでも来やすい。異世界に来た気分を体験したい」と笑顔で話した。
毎年好評の冬の夜空に800個のランタンを浮かべる「スカイランタンフェス」は11月19、26、12月3日と、3週連続で土曜に行われる。また、グッズや飲食が購入できるクリスマスマーケットも並ぶ。
12月31日までは毎日、1月2日~2月12日は土日祝のみ営業(1月2、3日は開催)。午後5時~9時(最終入場8時半)。12月1~24日の金、土曜と12月25日は午後10時(最終入場9時半)まで。
入場券は前売り、大人(高校生以上)1300円、小人(3歳以上)700円。当日は大人1500円、小人800円。PassMarketやコンビニ、チケットぴあなどで販売中。詳しい情報はホームページ。