全国での活躍誓う 壮行式で県代表の2高校

年末に行われる全国高校総合体育大会の各競技で和歌山県勢の活躍が期待されている。12月25日に京都市のたけびしスタジアム京都を発着地点に開かれる駅伝競走大会には、男女ともに智弁和歌山が出場。男子は2年ぶり3回目、女子は3年連続3回目となる。27日に東大阪市花園ラグビー場、東大阪市多目的球技広場で開幕する全国高校ラグビーフットボール大会では、近畿大学付属和歌山が2年連続4回目の全国の舞台を踏む。

県教育委員会と県高校体育連盟が主催する結団壮行式が11月29日、和歌山市の県民文化会館で行われ、選手が大会での活躍を誓った。

県高体連の西上嘉人会長は「全国の強豪校に臆することなく、思う存分に力を発揮してください」とあいさつ。宮﨑泉県教育長は駅伝の両代表に「憧れの都大路では日々の練習の成果を発揮してほしい」とし、ラグビーフットボール代表に対しては、「1勝とは言わず、上位を目指してほしい」と激励した。

選手を代表して各校の主将が決意を表明。智弁和歌山男子の岩橋快晟主将(3年)は「応援してくださる皆さまの期待に応えられるように、悔いの残らない駅伝にします」と誓い、同校女子の小倉侑々(ゆう)主将(3年)は「県大会では現地の応援に背中を押された。全国大会では感謝を込めて都大路を駆け抜けます」、近大和歌山の岸未来主将(3年)は「人数は少ないですが、私生活や普段の練習でもレベルチェンジを意識してきた。必ず花園で初勝利を成し遂げる」と力強く話した。

県高体連からユニフォームを受け取った森岡篤史(3年)が「県代表としての誇りと自覚を持ち、最後の1秒まで諦めず全力でプレーします」と謝辞を述べた。

 

決意を表明した各校の主将(左から)近大和歌山岸主将、智弁小倉主将、智弁岩橋主将