児童養護施設に贈り物 NTT西がXマス前に

NTT西日本和歌山支店(和歌山市一番丁、土元章弘支店長)は21日、同市つつじが丘の児童養護施設つつじが丘学舎(前田哲也施設長)と、児童心理治療施設みらい(奥田隆行施設長)にクリスマスプレゼントを贈呈した。

同社の社会貢献活動の一環で、ことしで14回目。県内にあるNTTグループと協力会社10社の社員から集めた募金でプレゼントを準備。和歌山市、紀の川市、橋本市、田辺市、新宮市の9カ所の児童養護施設などに届ける。

NTT西日本の森井一敬事業推進室長(51)によると、2年前までは社員がサンタやトナカイの衣装を着て、子どもたちとゲームなどを楽しみ、プレゼントを手渡していたが、新型コロナの影響で、プレゼントだけを届けているという。

つつじが丘学舎には、2歳から20歳までの44人、みらいには小中学生27人が入所している。事前に子どもの希望を聞き、ブーツに入ったお菓子と塗り絵のセット、図書券、社員らが休憩時間に作った手作りのノートやお菓子、ジュースなど贈った。

奥田施設長(67)は「勉強や運動を頑張ってきた子どもたちへのご褒美として励ましをもらっている」、前田施設長(76)は「子どもたちの思い出にずっと残ると思う。早くコロナが収束して以前のように交流したい」と感謝した。

森井事業推進室長は「子どもたちの笑顔がうれしいという社員の思いもあり、募金も年々増えてきている。県内にあるグループが一体となり、地域の一員として活動を広げていきたい」と話した。

 

奥田施設長㊨と前田施設長(中央)にプレゼントを渡す森井事業推進室長