社会を明るくする運動 作文コンテスト表彰
第72回「社会を明るくする運動」作文コンテストの入賞者が決まり、最優秀賞に、小学生の部は丸山清良さん(和歌山大学付属小4年)、中学生の部は稲葉すみれさん(県立桐蔭中2年)が選ばれた。表彰式は26日、和歌山市二番丁の和歌山地方合同庁舎で行われ、入賞した県内の小中学生22人と学校賞の2校に表彰状が贈られた。
主催は同運動県推進委員会。日常の家庭生活や学校生活の中での体験を基に、犯罪や非行のない地域社会づくりや犯罪・非行をした人の立ち直りについて考えたことなどを題材とした作文を、県内の小中学生から募集。200校から6956点の応募があった。また、優秀賞に輝いた和田希良々さん(橋本市立高野口小6年)は全国保護司連盟理事長賞(優秀賞)も受賞した。
表彰式では、県環境生活部の生駒享部長が「皆さんの作文は未来に向けて安心安全な地域社会をつくっていくための大きな第一歩となる。私たち大人も作文に込められた思いをしっかり受け止め、犯罪や非行のない明るい地域社会をつくっていきたい」とあいさつ。
「社会を明るくする大使」で、落語家・桂枝曾丸さんは「清らかな目と考えで書いた素晴らしい作文に感激した」と受賞者を祝福した。
作文で丸山さんは「私たちができることは、その人自身を見て言葉を交わし、お互いの存在を認め合うことだと思う」、稲葉さんは「誰でも失敗するのだからそんな時は許し合いたい。そうすることで社会復帰を望む人々にあたたかい環境を用意できて再犯がなくなり、みんなが助け合って幸せに暮らせる明るい社会になる」とつづっている。
その他の入賞者は次の皆さん。
【小学生の部】
〈優秀賞〉藤田杏衣琉(和歌山市立松江小6)
〈更生保護法人県更生保護協会理事長賞〉松本朱音(湯浅町立山田小5)
〈県保護司会連合会会長賞〉北山芽依(岩出市立中央小5)
〈県更生保護女性連盟会長賞〉福島楓(有田川町立八幡小6)
〈県BBS連盟会長賞〉髙橋莉菜(海南市立黒江小6)
【中学生の部】
〈優秀賞〉蔦谷理桜(近畿大学付属和歌山中2)▽嘉成来知(有田川町立吉備中2)
〈更生保護法人県更生保護協会理事長賞〉坂口優菜(和歌山市立東中1)
〈県保護司会連合会会長賞〉井上皓喜(有田川町立石垣中3)
〈県更生保護女性連盟会長賞〉袋谷さくら(県立向陽中1)
〈県BBS連盟会長賞〉雜賀結月(市立紀伊中1)
【学校賞】
白浜町立白浜第二小学校▽日高川町立丹生中学校