一期一会の「にじみ」　夢ロゴアート展

大阪府阪南市の「夢ロゴアート」インストラクター、田中君代さんと生徒６人の作品展が３１日まで、和歌山市禰宜のケーキサロン・マニエールで開かれている。

夢ロゴアートは、カラー筆ペンで専用の紙に描き、水筆でにじませ色の広がりを楽しむ新感覚のアートのこと。水滴アートとも呼ばれる。

田中さんは、２０１４年に夢ロゴアートインストラクターを取得。「色でワクワク、色でハッピー」をモットーに、大阪府や和歌山市で教室やワークショップを展開。田中さんは「じんわりとにじんでいく色との出合いは、一期一会」と話し、にじみという偶然が織り成すカラフルな芸術の魅力を広く発信している。

今展では、春をイメージした作品など２２点を展示。色のグラデーションが柔らかく広がる花束や、柔和な笑みを浮かべた地蔵、オレンジ色や青色の多彩な「ありがとう」の文字がかごから飛び出した心温まるような作品が並ぶ。

夢ロゴアートを始めて１年の塩田恭子さん（５５）は「その日の気分で選ぶ色が変わるのも面白い」と笑顔。

田中さんは「自由な発想で表現できるアート。色を楽しみ、ハッピーな気持ちになってもらえたら」と話している。

午前１０時から午後７時（最終日は３時）まで。問い合わせは同店（℡０７３・４７７・３１５５）。

作品を前に、田中さん㊧と塩田さん