こいのぼり空泳ぐ 園児たちが天守閣に掲揚

端午の節句を前に子どもたちの成長と健康を願って、こいのぼりの掲揚が21日、和歌山城天守閣の中庭で行われた。

岡山幼稚園(和歌山市吹上、松本幸子園長)の、すみれ組の年中児21人と、こすもす組の年長児15人の計36人が参加。子どもたちと市の職員らが、童謡『こいのぼり』を歌いながら元気に掲揚し、長さ7㍍の吹き流しとまごい、6㍍のひごい、5㍍のこごいが大空を泳いだ。

尾花正啓市長も参加し、「ようこそ和歌山城へ。コイのように元気に、皆さん頑張ってください」と呼びかけた。

瀧藤久登(ひさと)君(4)は「初めてこいのぼりを揚げた。歌うのが楽しかった。幼稚園に行くのを頑張りたい」と笑顔。

松本園長は「和歌山城には園外保育などでもよく来るので、子どもたちもすごく親しみを持っている。日本の伝承文化、こどもの日を意識して、元気に大きくなってほしい」と話した。

現在のこいのぼりは、2020年に㈱をぐらやが寄贈したものを使用。掲揚は1970年から実施し、54回目。5月5日まで続けられる。

 

大空を泳ぐこいのぼりと記念撮影をする園児ら