交通事故なくしたい 和市の指導員の委嘱式
子どもたちの登下校時の街頭指導や、イベント開催時の交通指導などをボランティアで行っている和歌山市交通指導員83人の委嘱式が26日、七番丁の和歌山城ホールで開かれた。任期は1日からの2年間。コロナ禍の影響で2021年度の委嘱式が中止されたため、4年ぶりの開催となった。
今回の委嘱式には約50人の指導員が出席した。尾花正啓市長は指導員らの日頃の活動に感謝し、委嘱状を交付。「これから2年間、引き続きご指導いただきたい。安心して皆さまにお願いできる」と話した。
長く指導員を務め、退任した9人に対する感謝状の授与もあり、式典に出席した遠藤貞行さんに、尾花市長が手渡した。
市交通指導員会の石井太郎会長(85)はあいさつで、街頭指導を行う中で子どもの保護者らから感謝の言葉をかけられるなど、活動の喜びを紹介。「和歌山市から1件でも交通事故をなくすように、みんなで頑張りましょう」と呼びかけた。