県議会議長に濱口氏 副議長は中本氏

和歌山県議会は17日、県議選後最初の正副議長選挙を行い、議長に濱口太史氏(56)=自民、新宮市選出=、副議長に中本浩精氏(61)=同、橋本市選出=が就任した。

同日の本会議で投票が行われ、投票総数42票のうち、濱口氏は全42票を獲得。中本氏は41票で、1票は無効票だった。

濱口氏は新宮市三輪崎在住、県立新宮商業高校(現新翔高校)卒。2011年4月に初当選し、現在4期目。県監査委員、県議会文教委員長、議会運営委員長などを歴任し、20年6月から1年間、副議長を務めた。

就任あいさつで濱口新議長は「県の課題は多岐にわたるが、初代議長・濱口梧陵先生と同じ濱口姓を持つ私としては、自然災害の脅威から県民の命、財産、暮らしを守るために、特に力を尽くしたい。自分らしい議長のスタイルを追求しながら、円滑、活発、行動力ある議会運営に努める」と決意を述べた。

中本氏は橋本市神野々在住、明治大学政治経済学部卒。同市議を経て14年3月の補選で県議に初当選し、現在4期目。県議会経済警察委員長、建設委員長などを歴任している。