高齢者と園児が交流 松江ふれあい食事会

1人暮らしの高齢者に楽しいひとときを過ごしてもらおうと、和歌山市松江北の河西コミュニティセンターで16日、ふれあい食事会が開かれ、65歳以上の86人が参加した。

同地区社会福祉協議会が主催。毎年春と秋の年2回開き、40回目。

まつえ幼稚園の園児97人がステージに登場し、元気いっぱいに歌を披露。こまやけん玉の技を見せ、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。

続いて園児らは高齢者と「にらめっこ」、「げんこつ山のたぬきさん」の手遊びなどをして遊び、ふれあった。

最後に園児が折ったハートやバラなどの折り紙をプレゼントされると、参加者は大切そうにカバンにしまっていた。

この他、竹内愉美子さんによるフルート演奏もあった。また全国的に被害が広がっている特殊詐欺について、和歌山北署生活安全刑事課の古久保洋平係長が注意すべきポイントを話した。

82歳の女性は「自分にも孫がいるが、もう大きくなったので昔を思い出した。小さな手はすごくかわいかった」、83歳の女性は「毎回ここに来るとしゃべったり、笑ったりできて楽しい」とにっこり。参加者はみんな「楽しかった」と話し、弁当を手に帰宅した。

同協議会の村岡章三会長(81)は「1人暮らしの高齢者はどうしても孤独になりがち。ここで交流し、地域住民との絆を深めてほしい」と話した。

 

世代を超えて楽しく交流