真田の甲冑を展示 グランヴィア和歌山
和歌山市友田町のホテルグランヴィア和歌山1階ロビーに、九度山町ゆかりの戦国武将、真田幸村と父、昌幸の甲冑(かっちゅう)が展示され、来館する人を楽しませている。6月30日まで。
同ホテルは県内の伝統や物産、地域の取り組みなどを紹介し、和歌山の魅力を広く知ってもらおうと、ロビーにスペースを設けている。
今回の甲冑は、昨年好評だったことを受け、2度目の展示。当時、幸村と昌幸が身に着けていたであろう甲冑を復元したもので、同町で毎年行われる武者行列「紀州九度山真田まつり」で実際に着用した同町所有の甲冑や旗などを並べている。それぞれ重さは15㌔以上あり、その迫力に圧倒される。
幸村を象徴する真紅の甲冑に旗印の六文銭と鹿の角をあしらった兜(かぶと)と、「死(四)線を越えて高みに登る」との意味を込め、四段梯子が描かれた昌幸の黒い甲冑を飾っている。
経営企画課の中山美佳課長代理は「旅の思い出の一つになれば。今後も和歌山の魅力を引き続き発信していきます。ぜひお立ち寄りください」と来館を呼びかけている。