「ナウシカ」で人権考える 7月セミナー
和歌山県と公益財団法人県人権啓発センター主催、人権を考える公開講座(セミナー)が7月1日午後2時から3時半まで、和歌山市手平、県民交流プラザ和歌山ビッグ愛で開かれる。
県内在住、在学、在勤の人なら誰でも参加できる。明治学院大学社会学部教授の稲葉振一郎さんが「『風の谷のナウシカ』を読む―人権の向こう側―」をテーマに講演を行う。世界中で愛され続けている宮崎駿の代表的作品「風の谷のナウシカ」(漫画、アニメ)を題材に、「環境と人権」や差別について語る。
参加費は無料。定員は先着順に50人まで。申し込みは電話、メール、ファクス、郵便で受け付ける。宛先は(〒640―8319、和歌山市手平2丁目1の2、公益財団法人和歌山県人権啓発センター「セミナー」係(℡073・435・5420、FAX073・435・5421、メールアドレスseminar@w-jinken.jp)。一時保育(1歳から小学2年まで)、手話通訳を希望する人は16日までに申し込みが必要。
講師のプロフィルは次の通り。
稲葉振一郎さん 一橋大学社会学部卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。岡山大学経済学部助教授等を経て、明治学院大学社会学部教授。専門は主に社会哲学。コミックやアニメーション等サブカルチャーへの造詣が深い研究者として定評がある。著書は『AI時代の資本主義の哲学』『ナウシカ解読 増補版』『宇宙倫理学入門』など多数。