少年育成、シニア活動助成 ニッセイ財団

日本生命財団(ニッセイ財団)は、児童・少年の健全育成やシニア世代の地域貢献活動を対象とする、2023年度助成・顕彰事業の対象団体に和歌山県内12団体を決定し、5日、和歌山市小松原通の県民文化会館で目録の贈呈式を行った。

1979年度の財団設立以来、継続している「児童・少年の健全育成助成」では、ボーイスカウト和歌山連盟和歌山地区和歌山第24団など6団体に計220万円、2007年度に始まった「生き生きシニア活動顕彰」では、NPO法人フレイルサポート紀の川など6団体に計30万円を助成。本年度を含めた県内の助成の累計は、341団体、1億5390万円となった。

贈呈式には、対象団体の代表と、坂手勇夫・同財団助成事業部部長、中嶋徹・日本生命保険相互会社和歌山支社長、県から山本祥生環境生活部長らが出席。中嶋支社長が各団体の代表に目録を贈呈し、坂手部長は「具体的な行動を粘り強く続けている皆さんの志に頭が下がる思い。息の長い助成により、皆さんの取り組みの一端を担わせていただきたい」とあいさつした。

対象団体を代表し、同NPOの畠中美文理事長は「私たちの活動を知っていただけたと思うだけで大変励みになり、今後の活動の広がりにつながっていくことに期待を持つことができる」と述べ、助成・顕彰に感謝した。

贈呈式に続き、各団体による活動の紹介や意見交換なども行われた。

本年度の対象団体は次の通り。

【児童・少年の健全育成助成】ボーイスカウト和歌山連盟和歌山地区和歌山第24団▽友愛ライオンズクラブ少年野球団▽浜宮少年バレーボールクラブ▽ディヴェルタSSS(サッカースポーツ少年団)▽NPO法人Root’s和歌山▽一般社団法人Smileスミレ会

【生き生きシニア活動顕彰】NPO法人フレイルサポート紀の川▽天皇らくらくクラブ▽なぎ親睦会▽たなべおもちゃ病院▽T.M.てん▽砂山地区社会福祉協議会

 

中嶋支社長㊧から目録を受け取る助成団体の代表