STARS優勝、全国へ 小学生バレー県大会混合
和歌山県海南市の小学生バレーボールチーム、STARS(西村崇司監督)は、6月17、18日に、紀の川市の粉河体育館などで行われた、「第43回全日本バレーボール小学生大会」の県大会の男女混合で優勝。8月7日から東京体育館(東京都)などで行われる全国大会に出場する。
県大会の混合は、数年ぶりに観客を入れて行われた。県内各地方から12チームが出場。STARSは3試合全てでストレート勝ちを収め、5年ぶり7回目の優勝を果たした。
西村監督は、県大会に向けてサーブとレセプションを強化してきたと話し、試合では、左の上野山と右の山尾のジャンピングドライブサーブや、松元のジャンプフローターサーブで相手のレシーブを崩して得点を重ねた。守備の要はバックセンターの岩橋とバックレフトの山尾。2人を中心に相手のサーブをカットし、エース上野山と山尾を中心とした攻撃に持ち込んだ。
西村監督は、大会前に故障者が出たが、練習の成果を発揮できたといい、「観客が入った大きな大会はみんな初めてにもかかわらず、応援も味方に普段通りのバレーができた」と振り返った。
全国大会の混合には各都道府県の代表51チームが出場する。STARSは5年前に、同大会でベスト16。毎年3月に行われる「全国スポーツ少年団バレーボール交流大会」では、7年ほど前に2位の成績を収めており、今大会は創設19年目で初の日本一を目指す。
西村監督と土居久起総監督は、選手が自主性を持ち、楽しく笑顔で戦うバレーを目標にし、「選手が自分たちで判断・行動し、話し合いながら試合を進行する方針が、県大会で実を結んだ。東京でも発揮してほしい」と話している。
上野山三琴主将は「試合中もみんなで話し合いながら、楽しく勝つことができた。一人ひとりのアタックやレシーブのレベルを上げて、日本一を目指して頑張りたい」と意気込んでいる。
昨年の全国大会混合では、県代表の福島JVCが日本一になった。県勢としての連覇にも挑戦する。
STARSのメンバーは次の皆さん。
西村崇司(監督)、土居久起(総監督)、岡本真由美(マネジャー)、上野山三琴、山尾飛奈太、浜端夏梨、戎春香、岩橋凛、松元いろは、岩本妃茉莉、田中李空、小上華穂、中道杏南、淺野莉乃、森祭梨
STARSは男子5人、女子20人の計25人が所属。毎週火、水曜日の午後5時から7時半に海南市下津町の加茂川小学校で練習し、土、日曜日は主に試合や練習試合を実施。現在は居住の市町村を問わず、部員を募集している。入団希望は西村監督(℡090・3055・2085)。