熱い魂ほとばしる 「粉河祭」だんじり復活
「粉河祭」宵祭の7月29日には、約5万人(主催者発表)が来場した。午後5時から紀の川市の粉河産土神社で湯立て神事が行われ、薄暗くなった7時ごろから、明かりをともしただんじりが粉河とんまか通りを運行。ことしは5基のだんじりが運行し、2基が飾り付けで沿道を彩った。
太鼓や鉦(かね)の音が響く中、浴衣姿など大勢の中を、だんじりを仕切る交渉人が「中に入ってよー」と声をかけて先導。だんじりが勇ましく駆け抜けると、沿道から大きな歓声が上がった。外国人観光客も多く、大迫力のだんじりに興奮の様子で熱心に動画に収めていた。
とんまか通り商店街の店主、小畑雅行さん(69)は「4年ぶりに開催できて、心からうれしい。待ちに待った祭りで、みんなの魂が燃えたぎっています」と笑顔で汗を拭っていた。