邪気払う音色響く 宇賀部神社で風鈴まつり

風鈴の音色で邪気を払う「しあわせの宮夢風鈴まつり」が、和歌山県海南市小野田の宇賀部神社(小野田典生宮司)で15日まで開かれている。

ガラスや漆器の技法で塗られた風鈴など250~300個が、境内に据えられた高さ約3㍍、奥行き4㍍の木枠や木にずらりと並び、涼やかな音色を響かせている。

漆器の風鈴は、2010年にまちおこしの一環で行われた「かいなん夢風鈴まつり」のために漆器職人が、ガラス製の風鈴に漆塗りを施したもの。赤や黒、緑色の丸型やしずく型の風鈴が楽しめる。

他にも、金魚や花火、朝顔が描かれた江戸風鈴も並び、軽やかさや深みのある音色で参拝者の心を癒やす。期間中は、願い事や夢を書いた短冊を飾ることもできる。

小野田宮司は「楽しんでもらえるのが一番。お気に入りの撮影スポットを探してみてください」と話している。

また、11日は縁日イベント、12日午後4時から音楽ライブの開催を予定している。問い合わせは同神社(℡073・487・3285)。

 

一つずつ風鈴を飾る小野田宮司