しっかり加熱して 食中毒予防へ街頭啓発

和歌山市保健所と同市食品衛生協会は8日、イズミヤ和歌山店(同市新生町)前で「食中毒ゼロ」を呼びかける街頭活動を行った。

夏は気温や湿度の上昇に伴い、細菌による食中毒が発生しやすいことから、厚生労働省は、8月を「食品衛生月間」と定めている。

この日は同協会と保健所の職員ら8人が「食中毒を防ごう」のたすきを掛け、予防のポイントが書かれたウェットティッシュと除菌アルコールジェル各300個を買い物客に手渡した。

生活保健課食品保健班の浦崎美和班長は、食中毒予防の3原則は「菌をつけない、ふやさない、やっつける」ことだとし、食材に食中毒菌などをつけないように手洗いを徹底し、食品は10度以下で保存、しっかり加熱することで菌をやっつけてほしいと説明。「バーベキューなどで加熱不足による肉を原因とした、カンピロバクターや腸管出血性大腸菌の食中毒が増えている。肉はしっかり加熱して食べてください」と注意を呼びかけた。

 

買い物客に注意を呼びかける職員ら