ピンク色のキリギリス 和歌山市で2匹発見
和歌山市東高松の高松小学校内で珍しいピンク色のクビキリギス(キリギリス科)2匹が発見された。
見つけたのは虫が大好きな同校1年生の松浦歩暉(あゆき)さん(6)。休憩時間に校庭で遊んでいたところ、草の中に見たことのないピンク色の虫1匹を発見。「うわぁこれ何?」と驚いてすぐ捕まえた。サイズは約6㌢。
母の江梨さん(37)が昆虫などに詳しい県立自然博物館に電話し確認したところ、クビキリギスだと判明。本来、緑色や薄い茶色だが、ごくまれに特定の色素を生成することができず、ピンク色になることがあるという。何を食べるかを聞くと、雑草や金魚の餌、かつおぶしだという。
「さくらちゃん」「ももちゃん」「えびちゃん」と呼んでいたが、雄か雌か分からないので、どちらでも使えるかっこいい名前を考え中。
歩暉さんは後日、校庭でクビキリギスを見つけた周辺を念入りに探してみると、何ともう1匹発見。「きょうだいかもしれない」と連れて帰り、弟の直暉(なおき)さん(4)と一緒に2匹を大切に育てている。