7年ぶり和歌山場所 10月21日に大相撲巡業
「大相撲和歌山場所秋巡業」の開催が、いよいよ10月21日に迫った。和歌山県内では2016年以来、7年ぶりとなる巡業に、地元相撲ファンの期待も高まっている。主催する同場所実行委員会の尾崎要二会長(70)は、「近くで直接見て、目だけでなく、耳や鼻でもテレビとは違う本物の相撲にふれてほしい。日本の歴史や文化も感じてもらい、和歌山を元気づけたい」と話している。
今回の巡業は和歌山市手平の和歌山ビッグホエールで開催。海南市下津町出身の春日野清隆親方(元関脇・栃乃和歌)が巡業部長を務め、テレビ和歌山の開局50周年を記念して、大相撲の普及や青少年の育成などを目的に行われる。
横綱・照ノ富士や大関・霧島、貴景勝、御坊市出身の岩友親方(元前頭木村山)、宮城野親方(元横綱・白鵬)ら、総勢約200人の力士や親方、行司が参加を予定している。
当日は午前9時に開場し、公開稽古を実施。和歌山商業高校や箕島高校の相撲部員、県内中学生も参加する。11時からは、序二段、三段目、幕下の取組が行われ、午後1時半から、幕内力士や横綱が土俵入りをする。
力士との握手会や、トークショーなども開催。巡業ならではの、お好み(催し)として、相撲の禁じ手をコミカルな実演で紹介する初切(しょっきり)や相撲甚句(すもうじんく)、太鼓、髷(まげ)結いも予定されている。
会場内での昼食も可能。弁当の販売があり、場外ではキッチンカーも出店する(再入場可能)。会場周辺にある有料の駐車スペースは限られているため、実行委員会は公共交通機関の利用を呼びかけている。
現在、ローソンチケットでチケットを販売中(販売サイト)。タマリ席1万6000円(1人分、記念座布団付き)やペアマスA席(2人分、記念座布団付き)2万6000円、1階イス席S(1人分)1万3000円など。
問い合わせは平日の午前10時~午後5時に、テレビ和歌山内の同実行委員会事務局(℡073・455・5721)。