旧車展示などに400人 イベント盛況
クラシックカーやグルメが楽しめる町おこしイベント「秋の里山まるごと体験」が22日、和歌山県紀美野町長谷毛原の町立毛原中学校で開かれ、約400人が秋の里山を満喫した。
地元を盛り上げようと有志らで活動する元気長谷毛原会(中谷博昭会長)が主催。100台以上のクラシックカーや地元店舗のグルメやキッチンカーなど15店舗が並び、ステージでは歌やダンスが披露された。
日本各地から集まったクラシックカーは、イギリスのレーシングカー、1956年式「ロータス11」やスーパーカーのランボルギーニ「ミウラ」など珍しいもので、写真を撮る人やオーナーの話に耳を傾ける人など、大勢の愛好者でにぎわった。
ロータス11の所有者で同会メンバーの上住道宣さん(73)は、「ロータス11はアルミ製。日本に約5台しかない希少な車。他にもめったに見ることができない車もある。こんなにも集まってくれてうれしい」と話した。
飲食ブースでは、うどんや窯焼きピザの他、金山寺みそやこんにゃくなどが販売された。
ステージでは、餅まきや、よさこい、スティールパン演奏なども披露され会場は盛り上がり、地元の80代の女性は「どこからこんなにも人が集まったんや。にぎやかでうれしい」と笑顔だった。
事務局の弓庭昌治さん(55)は「長谷毛原のために地元以外の人もたくさん協力してくれた。ありがたい。開催できて良かった」と話した。