最優秀賞は薗部さん 福祉フォトコンテスト
福祉職場の素晴らしさや福祉のイメージアップを訴え、福祉への和歌山県民の理解を推進する「ふくしフォトコンテスト2023」の入賞作品10点が決まり、最優秀賞に、和歌山市の薗部竜太さん(社会福祉法人寿敬会)の「ちっちゃな☆ヒーロー☆」が選ばれた。
県社会福祉協議会と県社会福祉法人経営者協議会、県社会福祉法人経営青年会の3団体が共催し、ことしで2回目。今回は「支え合い 笑顔あふれる みんなのふくし~きっと誰もが誰かのヒーロー!!~」をテーマに募集し、第1回の87点を上回る150点の応募があった。
最優秀賞は、施設を利用する高齢女性と妊娠中の女性職員が笑顔で話をする様子を捉えた一枚。利用者はいたわるように女性職員の体に手を添え、職員に子育てのアドバイスをするなど、おなかの中の子どものことで明るい会話が弾んだとのこと。撮影した薗部さんは「こんなにもお二人のことを笑顔に出来るなんて、まだ見ぬキミももう立派な☆ヒーロー☆だね!」とコメントを添えている。
審査委員の写真家・諸永恒夫さんは「お二人の話し声が聞こえてきそうな写真ですね、産まれてくるちっちゃいヒーロー、今後の活躍も楽しみです」との選評を寄せた。
優秀賞には、豊嶋文さん(すさみ町社会福祉協議会)の「しごとおわりのいっぱいはさいこうや!」、鈴木若葉さん(田辺市)の「一緒におでかけしよう」、松林正樹さん(紀の国ブラインドランナーズ、和歌山市)の「『伴(とも)』に走ろう」の3作品が選ばれた。
審査結果の発表と表彰式は6日、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で行われ、審査委員長を務めた県社会福祉法人経営者協議会の森田昌伸会長から、最優秀賞と優秀賞の4人に賞状と副賞が贈られた。
薗部さんは、コンテストへの応募と受賞を通して「福祉の仕事の中にたくさんの笑顔があふれていることを感じた」と振り返り、今回のテーマに寄せて、「誰もが誰かのヒーローになれるように頑張っていきたい」と今後の仕事への意欲を話していた。
入賞作品は県社会福祉協議会の広報誌「福祉わかやま」の表紙をはじめ、各種広報媒体などで活用される。
㈱オークワの協力により、入賞作品のパネル展が県内3カ所で開かれる。本紙エリアでは来年1月15~22日、和歌山市中野のスーパーセンターオークワパームシティ和歌山店のフードコート付近で予定されている。
その他の入賞は次の皆さん。
【入選】北地留美(那智勝浦町)▽辻本彩乃(和歌山市)▽速水良太(那智勝浦町)▽米田あい(和歌山市)▽泉さや香(同)▽嶋里恵(同)