アートで動物園応援 岡本知子さんに感謝状

和歌山城公園動物園を応援するイベントを開き、収益の一部を寄付したとして、和歌山市は14日、イベントを企画実行した、アーティストの岡本知子さん(47)に感謝状を贈った。寄付金額は3万7588円、飼育動物の飼料代として活用される。

岡本さんは、7月29日に和歌山城の西の丸広場で開かれた「第1回わかやまお城の動物園応援フェス」で、「アートで人や街を明るく」をコンセプトにイベントを企画。mocomoco(モコモコ)としてアーティスト活動をする岡本さんは、アートの体験会やワークショップなどを開き、多くの子どもたちが参加した。

市役所で行われた贈呈式には、岡本さんの他、同イベントに関わったアーティストで、手作り講師などを務める山路裕子さん(44)も同席。岡本さんが尾花正啓市長に寄付の目録を手渡し、感謝状を受け取った。

尾花市長は、「アートの力でにぎわいを創出し、子どもたちの思い出に残るイベントになったのでは。今後も盛り上げほしい」と話し、岡本さんは「お城の動物園は100年も続く他にはない場所。毎年開催して恒例行事にして、たくさんの人に知ってもらいたい」と笑顔で話した。

 

感謝状を手に岡本さん(左から3人目)と山路さん(同2人目)