車いす寄贈10回目 ツルハとクラシエ共同で

ドラッグストア大手の㈱ツルハホールディングス(札幌市)と医薬品等製造・販売のクラシエ㈱(東京都港区)が和歌山県社会福祉協議会に車いす3台を寄贈し、同協議会(和歌山市手平、和歌山ビッグ愛7階)で寄贈式が行われた。

両社はツルハグループ店舗で行う共同キャンペーンの売上の一部で車いすを購入し、全国各地の社会福祉協議会に寄贈する活動を2007年から実施。歩行が困難な人の移送サービスや車いす貸し出し事業などで利用されている。

本年度は全国で225台を寄贈し、両社共同の寄贈は累計3465台、ツルハグループによる寄贈を含めると3780台。県社協への寄贈は10回目で、累計48台となった。

県社協は車いすを使用する施設を調整し、今回はグループホームてまりの里(和歌山市)、グループホーム風の里(紀の川市)、グループホームなごみ(岩出市)に決まった。

寄贈式には、ツルハホールディングス中部・関西店舗運営部の新谷宜哉部長、クラシエホームプロダクツ販売㈱の鈴木康生取締役大阪支店長らが出席し、県社協の南木芳亮常務理事が寄贈目録を受け取った。

新谷部長、鈴木取締役は「車いすが県民のお役に立ち、喜んでいただいている。今後も地域貢献の寄贈を続けていきたい」と話し、南木常務理事は「車いすが足りないとの施設の声を聞いており、今後ますます需要は増えると思う。毎年寄贈いただき、ありがたい」と感謝した。

 

車いすを寄贈したツルハホールディングス、クラシエの皆さんと南木常務理事㊧