紀伊風土記の丘で桃色のアーチ
和歌山市岩橋の県立紀伊風土記の丘で、 サトザクラの代表的な品種の関山(カンザン)が見ごろとなり、 優しいピンクの花が来園者を迎えている。
咲いているのは、 同園の駐車場から入り口にかけて約300㍍の間。 小道の左右に約60本が並び、 来園者は、 両側から覆うように咲く薄桃色の花を仰ぎ見ながら犬の散歩やウオーキングを楽しんでいる。
同園の非常勤嘱託職員の山元晃さん(69)は、 日ごとに変化する開花状況を一本ずつ丁寧に記録。 今月10日過ぎから咲き始めたといい、 ゴールデンウイーク頃までは楽しめそうだという。 山元さんは 「風土記の丘では、 春の草花が次から次へと大地を駆け抜けています。 花の匂いや鳥のさえずりを聞きながらぜひ園内を散策してもらいたい」と話していた。