和市観光発信人に中川愛海さん 姉妹で魅力PR

和歌山市は23日、新たな市観光発信人にタレント、フードアナリストの中川愛海(あみ)さん(39)を委嘱した。市の情報を広く県内外に発信してもらい、観光振興を図る取り組みで、中川さんで33組目となった。

中川さんは大阪府岸和田市出身で、和歌山市での居住、勤務経験を持つ。16歳から芸能活動を始め、ドラマ「さよなら、小津先生」や映画「バトル・ロワイアルⅡ【鎮魂歌】」などに出演。NHK大阪やテレビ和歌山の情報番組のレギュラーも務めた。

現在は、実家が20年以上営んでいるたこ焼き、鉄板焼き店のノウハウを生かし、東京・恵比寿で「TACOYAKI BALくるり」のオーナーとして店を営業しながら、東京や各地方の飲食店などの名物を紹介し、雑誌、グルメ番組などで活躍している。

委嘱式は市役所市長室で行われ、尾花正啓市長から委嘱状と名刺を受け取った中川さんは、飲食店オーナー、フードアナリストとして和歌山の食材の素晴らしさを感じていることを強調し、食を通じた和歌山のPRに意欲を見せた。

委嘱式には、中川さんの妹でコスプレーヤー、男装家の山本太陽さんも出席。山本さんは2020年1月から観光発信人を務め、サブカルチャーを通じた市の観光振興に貢献している。今回、姉妹そろって観光発信人となり、より多彩な市の魅力発信が期待される。

 

委嘱状と名刺を手にする中川愛海さん㊥、妹の山本太陽さん㊨と尾花市長(和歌山市提供)