魔法みたい! 支援学校でマジック教室
子どもたちに新たな体験をしてほしいと、日本生命保険相互会社和歌山支社は22、23日の両日、県内の支援学校4校でイリュージョニストDAIKIさんによるマジック教室を開いた。
同社と県は昨年5月、地域課題への対応や県民サービスの向上を目指し、包括連携協定を締結。がん検診の受診率向上や障害者支援など多様な取り組みの一環として実施。
和歌山市弘西の県立紀伊コスモス支援学校では小学部57人、中学部33人が参加し、初めて見るマジックに大きな歓声を上げた。
DAIKIさん(36)は国内外で数々の賞を受賞し、注目されている若手ナンバーワンのイリュージョニスト。ステージに登場し、手から炎を上げると生徒らは驚きの声を上げた。
小さなテーブルを浮かび上がらせ、手をたたくとワインとコップが瞬時に入れ替わり、潰れた空き缶が新品に変わるなど、まるで魔法のようなショーに「えーなんで?」「すごい!」と大歓声。最後は何も入っていない紙袋から大量の花が次から次へと登場し、会場は大きな拍手に包まれた。
参加した生徒に飛び出す魔法の棒がプレゼントされ、周囲を驚かせるこつをDAIKIさんが教えた。ステージ終了後「ファンになりました!」と駆け寄った児童もいて、笑顔でDAIKIさんと握手を交わしていた。
宇井栄二教頭は「毎日少しずつ練習すればDAIKIさんのように上手になれる。夢をしっかり持って頑張ってください」とあいさつ。
中嶋徹支社長は「たくさんのことを経験し、それが将来につながってくれたらうれしい」と話していた。