ヤングケアラーへ理解を 人権啓発の講座
和歌山県と県人権啓発センターは、本来は大人がする家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもたち「ヤングケアラー」の現状と課題を理解し、私たちにできることを考える講座を、16、22、29日の全3回、いずれも午後2時から、和歌山市七番丁の和歌山城ホール4階大会議室で開く。
参加無料。各回は研究者、当事者、支援者などのそれぞれの視点からの講演となっており、1回のみの受講も可能。
16日は、県福祉保健総務課からの行政報告に続き、大阪公立大学現代システム科学研究科准教授の濱島淑恵さんが「本当に知っていますか?『ヤングケアラー』~正しい理解と地域でできること~」と題して話す。22日はNPO法人ふうせんの会の三島俊祐さんが「私が伝えたいこと~元・若者ケアラーとして~」、29日は大阪市立大空小学校初代校長の木村泰子さんが「『当事者』って誰ですか?~子どもを主語にした支援を問う~」のテーマで講演する。
定員各回60人。一時保育(1歳~小2)、手話・要約筆記の希望者は2日までに連絡する。
申し込み、問い合わせは同センター(℡073・435・5420)。