観光情報、カードに凝縮 紀の川市が配布

紀の川市は、地域の魅力を広く発信しようと、名刺サイズの観光パンフレット「JAPAN  in JAPANカード」を18日まで歴史民俗資料館(同市東国分)で配布している。

同館で開催中の冬期企画展「紀の川市の古墳」に合わせたもの。カードには、市指定史跡の八幡塚古墳(同市下井阪)の写真をプリントしている。

カードは、表面に名所や観光写真、裏面には多言語の観光サイトの案内を掲載。二次元コードをスマートフォンなどで読み込むと、自治体専用ページにアクセスし、英語をはじめ、フランス語、中国語など10の言語対応で観光施設や店舗、風景などの情報を入手できる。

全国の自治体で導入が進んでおり、市では2年前から活用。現在、市では13種類の写真のカードを採用し、粉河寺や細野渓流キャンプ場、市民まつりなど市内の多彩な観光情報につながる。

市教育部生涯学習課の松林茉侑(まゆ)さん(23)は「カードを手に取って紀の川市の魅力にふれてほしい。文化財や観光などを楽しんでもらうきっかけになれば」と話している。

入館無料。企画展では丸山や城垣内(しろがいと)、黒土古墳の出土品など約80点を紹介している。午前9時から午後4時まで。月、火、祝翌日は休館。

問い合わせは市教育委員会生涯学習課(℡0736・79・3907)。

 

八幡塚古墳の写真入りの観光カード